four seasons memory

四季折々のイメージ紀行と書評を投稿 老若男女に読んでもらえるブログを贈ります

補佐役となにか?

補佐役の研究―歴史にみる組織人間学

ビジネス書でも常に話題になる、戦国の武将からの知恵や生きざま。しかし、これは彼ら一人でなし得た手柄や功績では決してあるまい。著者の加来耕三氏は常にもてはやされる武将ではなく、その手となり足となった日の目を浴びない補佐役にスポットを当てた人物史。
有能なる補佐役の存在しない組織は、転換期をのりきれない_
組織運営、人材展開の極意!源平・戦国武将から現代の企業人まで、補佐役不在の悲劇、理想の補佐役、補佐役の功罪、組織内補佐役の出処進退、転換期の補佐役を命題に展開する会心作。

小説キャラクターの作り方

小説キャラクターの創り方―漫画・アニメ・映画、小説から学ぶ

若桜木やすぎたとおる等など小説作りの基本とも云えるキャラクターの位置づけ、作り方をバンバン切り落とす、対談形式で描かれた書。
これから小説家を目指そうとする人には構想を考える上では必読の書に値する。面白い展開で過去の小説やベストセラー小説のキャラクターを斬りまくる一方で、ほめるキャラクターは褒める。かなり思い切った書物。
ある意味でWebサイトで集客を図ろうするサイト運営者などにも是非読んで頂きたい。キャラクターの重要性がひしひしと感じるであろう。